御礼【星がたり茶会 #2】

心をととのえるお茶のじかんと、
こころを宙へとばす星のじかん。
お茶と宇宙のふしぎなつながり、
たくさんの星たちにつつまれながら
みんなでたくさん、おしゃべりしましょう。


「星がたり茶会」は、お茶と宇宙のつながりから、
感じたこと、思ったこと、考えたことなど
自由におしゃべりする時間を作りたい、
という思いから始めた新しい取り組みです。

前半は、茶の湯というかたちで味わっていただく
「お茶のじかん」、
後半は、灯りをおとしまして、星空を眺めていただく
「星のじかん」

秋分の日に開催した第2回のテーマは
《中秋の名月》でした。

古来より月を眺めて物語を紡いだり
歌を詠んだりして、
様々なことを語り合ってきたように。

星に包まれた空間と、
そこで味わう菓子と茶と流れる時間
ゆっくりと横になり眺める天井が、
宇宙につながっていきました。

あの日あの場にみなさまがお越しくださり
そしてお力添えくださった方々と共に
星がたり茶会が成りたったこと
有り難く、心より感謝申し上げます。

ゲスト茶人:浅場宗世さま
@sababanchan
星空解説:木村絢子さま アストロラーべ(株)
@astrolabe1026
菓子製作:藤本ゆかりさま《plus moins》
@yukarifujimoto_costume


茶会にまつわる言葉がぐるぐると頭を巡り続けた準備期間でしたが、
いまも、思い返し思い出し、
また、いただいたご感想からも、
お茶と宇宙にまつまるさまざまなことに思考が広がっております。

お茶を学んでいるうちに出会った
「茶事は即興芸術である」という言葉をあらためて噛み締めていまして、
即興というのはでたらめな当てずっぽうなものではなくて
持ち寄ってつけ足して受け渡していく、
その積み重ねで出来上がっていくもの。

言葉にならずとも、心が動けば身じろぎする
それだけで空気がふるえます
その、積み重ねを丁寧に掬い取るような、
そんな時間をこれからも作っていきたいと思っています。

日没後に、三日月が美しく輝くようになって
これから少しずつ望月にむかいます。
来たる中秋の名月には、どうぞよいお月見ができますように。

小磯麻樹子